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2026年10月10日の日本株週末版|月曜休場、古野電気の防衛・保守目標と注目3社

10月12日(月)は日本株の現物市場が休場。10月13日の取引再開前に、古野電気の防衛装備品売上2倍・サービス売上約59%増の目標、マルマエの来期増益予想、安川電機の売上上方修正と利益下方修正を整理します。

2026年10月10日の日本株週末版。古野電気、マルマエ、安川電機の決算と連休明けの注目点。
2026年10月10日の日本株週末版|月曜休場、古野電気の防衛・保守目標と注目3社 / 株の夕刊

情報基準:2026年10月10日16:00(日本時間)。日本株の指数・株価は10月9日の東証終値です。

10月12日(月)はスポーツの日で、日本の現物株式市場は休場です。次に通常の取引が始まるのは10月13日(火)。その前に、金曜日の引け後に発表された企業の数字を整理します。

注目したいのは古野電気(6814)、マルマエ(6264)、安川電機(6506)の3社です。同じ「設備投資の恩恵」を考える場合でも、会社が予想する利益の方向は3社で違います。 特に古野電気は、船舶用機器だけでなく防衛装備品と保守サービスに目標を示しました。

🐼 週末の3ポイント

  • 10月9日の日経平均は69,030.92円。先週末比では721.46円高だが、6日の終値70,683.98円からは1,600円以上下がった。
  • 古野電気は2030年度に防衛装備品の売上を55億円から110億円、サービスを220億円から350億円へ増やす目標を示した。
  • マルマエは来期の経常利益61.4%増を予想。一方、安川電機は通期売上予想を引き上げ、営業利益予想を引き下げた。

今週の日経平均は上昇。それでも週後半に失速した

まず、今週の終値を並べます。「週間では上昇」と「火曜の高値から下落」は、どちらも事実です。

日付日経平均終値前日比
10月5日(月)69,946.86円+1,637.40円
10月6日(火)70,683.98円+737.12円
10月7日(水)70,035.71円−648.27円
10月8日(木)69,042.11円−993.60円
10月9日(金)69,030.92円−11.19円

6日には終値で7万円台に乗せましたが、その後は3営業日続落。ただし、9日の終値は前週末の68,309.46円より721.46円高い水準です。見方を一つに固定せず、どの時点と比べているかを確かめる必要があります。

10月9日のTOPIXは4,104.81、前日比13.35ポイント高でした。日経平均とTOPIXでも方向が違います。指数の動きだけでは、個別企業の仕事や利益の変化までは分かりません。

金曜引け後の3社をどう読み分ける?

10月9日の取引終了後に出た主要な会社発表を、まず一つの表に整理します。

会社発表された数字次に確認したいこと
古野電気(6814)今期経常利益予想170億円→220億円、年間配当予想160円→210円舶用機器の販売増と円安の影響、防衛・サービスの進捗
マルマエ(6264)来期経常利益63億円、前期比61.4%増の会社予想半導体装置向けの受注、生産能力、利益率
安川電機(6506)今期売上予想5,800億円→6,000億円、営業利益予想600億円→575億円ロボット事業の利益低下要因と回復時期

古野電気(6814)|船の販売後に残る仕事と防衛需要

2030年度の防衛装備品売上目標は、2025年度実績の2倍です。

古野電気は船舶向けのレーダー、航海機器、魚群探知機、通信機器を手掛けます。10月9日には今期の経常利益予想を170億円から220億円へ29.4%引き上げ、年間配当予想も50円増やして210円としました。

同日に公表した中長期の資料には、船舶向け機器の販売後に続く仕事が見えます。主な事業別の売上高を比較します。

古野電気の注力領域2025年度実績2030年度目標
商船447億円500億円
サービス220億円350億円
防衛装備品55億円110億円
ITS・GNSS88億円115億円

2030年度は2031年2月期に相当します。商船向けの売上目標は約12%増ですが、サービスは約59%増、防衛装備品は2倍です。船舶に搭載した機器は長く使われ、点検・修理・更新が必要になります。会社はデジタルサービスの拡大と、継続的に積み上がる収益も目指しています。

防衛装備品については、レーダー、センサー、通信など同社の技術が仕事につながるかを見たいところです。110億円は会社の将来目標で、すでに受注が確定した金額ではありません。 これから実際の受注と売上への反映を確認します。

一方、今期の業績予想には為替前提の変更も含まれます。米ドルの想定レートは153円から159円に変更されました。販売の増加と円安の影響を分けて追う必要があります。

マルマエ(6264)|利益率23%台の予想は続くか

半導体製造装置に使う精密部品を供給し、来期の経常利益は前期比61.4%増の会社予想です。

マルマエの2026年8月期売上高は204.34億円、営業利益は41.30億円、経常利益は39.04億円でした。2027年8月期の会社予想は売上高280億円、営業利益65億円、経常利益63億円。予想営業利益率は65億円÷280億円で約23.2%です。

AI向け半導体の需要が設備投資を増やし、製造装置の生産が増えれば、装置に組み込む部品や材料にも仕事が広がります。ただし、売上の伸びには買収したグループ事業の拡大も関係します。既存事業の受注と、グループ全体の成長は分けて確かめます。

安川電機(6506)|売上予想を上げても利益予想を下げた理由

通期売上予想は6,000億円に上方修正、営業利益予想は575億円に下方修正しました。

安川電機は産業用ロボットと、それらを動かすモーター制御技術を持つ会社です。上期のモーションコントロール事業は、半導体やデータセンター関連の需要を背景に売上が伸びました。一方、ロボット事業では売上・利益が弱く、会社全体でも上期営業利益は前年同期比5.5%減でした。

会社は基幹システム移行に伴う生産・出荷への影響、間接費の増加、欧州での一時的な事業構造改革費用などを挙げています。需要が強い分野があっても、費用や別事業の不振で利益は同じように伸びないことがあります。 連休明けは決算説明で、ロボット事業の利益回復と一時費用の影響を確認したいところです。

10月12日は休場。次の取引と今週の予定は?

10月12日(月)はスポーツの日で、東京証券取引所の現物株式市場は休場です。大阪取引所では先物・オプションの祝日取引が予定されています。日本株の次の通常取引日は13日(火)です。

日付主な予定見るポイント
10月13日(火)日本株の取引再開金曜引け後決算への最初の反応
10月14日(水)ASML決算、米国9月CPI半導体装置の受注、物価と金利
10月15日(木)TSMC決算、米国9月PPIAI向け半導体需要、企業側の物価
10月16日(金)マルマエ決算説明会来期増益予想の根拠と設備投資

米国CPI・PPIは米東部時間の8:30発表予定で、日本時間では21:30に当たります。各社の予定は変更される可能性があります。

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ぱんだ塾長の今週の見方や3つのシナリオは、noteの10月10日週末版でも読めます。

参考情報

本記事は情報提供を目的とし、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値・計画・日程は記載した基準日時点の情報です。

古野電気(6814)

日本株週末版古野電気マルマエ安川電機防衛半導体決算
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