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2026年10月9日の日本株|日経平均は11円安、マルマエの来期61.4%増益予想を読む

10月9日の日経平均は69,030.92円で11.19円安。一方、TOPIXは上昇しました。引け後に決算を発表したマルマエの来期経常利益61.4%増予想、古野電気の上方修正・増配、オンワードの増益を、数字と企業の仕事から整理します。

2026年10月9日の日本株夕刊。日経平均11円安と、マルマエの来期経常利益61.4%増予想、古野電気の上方修正・増配を示す画像。
2026年10月9日の日本株|日経平均は11円安、マルマエの来期61.4%増益予想を読む / 株の夕刊

情報基準:2026年10月9日16:00(日本時間)。指数・株価は同日の東証終値です。

10月9日の日経平均は、前日比11.19円安の69,030.92円。終値だけを見ると、前日とほぼ変わらない一日でした。しかしTOPIXは上昇し、企業からも業績に関わる発表が続きました。

とくに見たいのは、引け後に来期の大幅増益予想を示したマルマエ(6264)です。半導体を作る会社ではなく、半導体製造装置に使われる精密部品や材料を供給する会社。AI向け半導体の需要が、その奥にいる企業の仕事へどうつながるのかを考えます。

🐼 今日の3ポイント

  • 日経平均は69,030.92円(−11.19円)と小幅安、TOPIXは4,104.81(+13.35)。指数によって方向が分かれた。
  • マルマエは2027年8月期の経常利益を63億円、前期比61.4%増と予想。発表は引け後で、当日の終値にはまだ通常取引で織り込まれていない。
  • 古野電気は通期経常利益予想を170億円から220億円に、年間配当予想を160円から210円に引き上げた。

日経平均は11円安、TOPIXは13ポイント高。何が違う?

まず、10月9日の市場を数字で確認します。

指標10月9日の終値前日比
日経平均69,030.92円−11.19円(−0.02%)
TOPIX4,104.81+13.35(+0.33%)

日経平均は3営業日続落しましたが、この日の下げ幅は11円にとどまりました。TOPIXは反対に上昇しています。両者は採用銘柄も計算方法も違うため、同じ日の日本株を見ても結果が一致するとは限りません。

「日経平均が下がった」だけで、すべての日本企業が弱かったと判断しないことが大切です。 この日は個別企業の決算に、次の仕事を考える材料がありました。

マルマエ(6264)|半導体製造装置の部品需要はどこまで伸びる?

何をする会社か

半導体製造装置に組み込まれる精密部品を加工し、グループで高純度アルミニウム材料なども扱います。

AI向け半導体の需要が増えると、半導体メーカーは生産設備を増やします。その設備を作るメーカーにも注文が入り、さらに装置に必要な精密部品や材料を供給する企業へ仕事が広がります。マルマエは、この流れの後ろにいる企業です。

会社予想のどこが強いか

10月9日15:30に発表された決算では、2026年8月期の経常利益は39.04億円でした。会社は2027年8月期に63億円を見込んでいます。主要な数字を並べると、増益の大きさと収益性が見えます。

マルマエの業績2026年8月期実績2027年8月期会社予想前期比
売上高204.34億円280億円+37.0%
営業利益41.30億円65億円+57.4%
経常利益39.04億円63億円+61.4%
純利益34.64億円42億円+21.2%

営業利益65億円を売上高280億円で割ると、予想営業利益率は約23.2%です。売上を伸ばすだけでなく、利益を残せる計画になっています。会社は、半導体製造装置市場で旺盛な設備投資が続く見通しや、顧客からの長期的な需要予測を説明しています。

10月9日の株価は2,243円、前日比159円高でした。ただし、来期予想の発表は15:30。当日の株価上昇と、引け後に出た増益予想への市場の評価は分けて見る必要があります。 日本市場の次の取引日は、祝日を挟んだ10月13日(火)です。

成長を判断するために、次は何を見る?

売上高の増加には、買収したグループ事業の拡大も関係します。既存の精密部品事業がどれだけ伸びたのか、買収した事業がどれだけ貢献したのかを分けて確認したいところです。また、生産能力の増強には設備投資や資金が必要になります。

2027年8月期の年間配当予想は52円。2026年4月の1対2の株式分割を考慮した前期の実質年間配当47円から増える見通しです。分割前後の額面をそのまま比べないようにします。

古野電気(6814)|船の機器販売と、その後の保守に注目

船舶のレーダー、航海機器、通信機器などを手掛ける会社です。

古野電気も10月9日の引け後に業績予想を修正しました。2027年2月期の経常利益予想は170億円から220億円へ、年間配当予想は160円から210円へ引き上げています。中間配当115円、期末配当予想95円の合計です。

会社は、主力の舶用事業で商船市場向けの販売が想定を上回っていると説明しています。船が増えれば機器の販売につながり、その後は保守や更新の仕事も生まれます。併せて公表した2031年2月期の目標は、売上高1,800億円、営業利益率15%以上です。

一方、通期予想に用いる米ドルの為替前提は153円から159円へ変更されました。業績予想の引き上げは、機器の販売増と為替の影響を分けて追う必要があります。 10月9日の終値7,930円(前日比60円安)は、引け後の発表前の価格です。

オンワードホールディングス(8016)|消費が弱い中でも増益

「23区」「組曲」などの衣料ブランドを展開するアパレル企業です。

同日発表された8月の家計調査では、二人以上の世帯の実質消費支出は前年同月比3.1%減でした。その中でオンワードの2027年2月期上期は、売上高が約1,175億円(前年同期比4.3%増)、営業利益が約61億円(同7.0%増)でした。市場全体の数字と、個別企業の成績が必ずしも同じ方向に動かない例です。

年間配当予想は、創業100周年の記念配当3円を加えて33円から36円になりました。10月9日終値の741円で計算すると予想配当利回りは約4.86%。ただし、記念配当を除く普通配当33円では約4.45%です。

ここまでの結論|数字の発表時刻と、その後の仕事を見る

この日は日経平均が11円安でも、TOPIXは上昇しました。そして引け後には、マルマエと古野電気から将来の業績に関わる数字が出ています。

次の営業日は10月13日(火)。マルマエは来期予想への株価反応と受注・生産能力、古野電気は商船向け販売と保守の伸び、オンワードは利益計画との差を引き続き見ます。

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参考情報

本記事は情報提供を目的とし、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値と見通しは記載した対象日時点の情報です。

マルマエ(6264)

日本株日経平均TOPIXマルマエ古野電気オンワード半導体決算増配
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