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株の適正価格

ソフトバンクグループ(9984)の適正価格・目標価格・株価予想|NAVで考える【2026年9月】

ソフトバンクグループ(9984)の株の適正価格・目標価格・予想価格を調べる方へ。会社公表のNAVとArm・OpenAIへの投資をやさしく整理し、株価を見るときのポイントを解説します。

ソフトバンクグループ証券コード:9984
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ソフトバンクグループの適正株価はいくら?Arm・OpenAI・NAVから考える、ぱんだ塾長の会員限定note記事のサムネイル
ソフトバンクグループ(9984)の適正価格・目標価格・株価予想|NAVで考える【2026年9月】 / 株の夕刊

ソフトバンクグループ(9984)の株価を考えるとき、利益やPERだけを見ても、会社の姿をつかみにくいことがあります。

この会社は、ArmやOpenAIなど、さまざまな企業に投資しています。そこで手がかりになるのが、**持っている株の価値から借入などを差し引いて考える「NAV」**です。

「株の適正価格」「目標価格」「予想価格」を調べると、いろいろな数字や考え方が出てきます。ソフトバンクグループのように、たくさんの投資先を持つ会社では、どの数字を手がかりにすればよいのでしょうか。

この記事では、会社が公表した2026年6月末時点の数字を使い、NAVの意味と株価との比べ方を順番に見ていきます。読み終わる頃には、「持っている資産の価値」と「株価」の関係が少しつかみやすくなるはずです。個別の投資シナリオや詳しい適正株価の試算は、記事の最後に案内するメンバー限定noteで紹介しています。

ソフトバンクグループは、投資先の価値が株価に影響する会社

携帯電話のソフトバンク(9434)と、ソフトバンクグループ(9984)は別の上場会社です。ソフトバンクグループは、通信事業だけでなく、国内外の会社へ投資し、その株式を保有しています。

そのため、決算の利益だけでなく、どんな会社を持っているか、その価値がどう動いたかも株価を考える材料になります。

普通の事業会社なら、商品やサービスを売って、そこから費用を引いた利益が大切な手がかりになります。もちろんソフトバンクグループにも事業の利益はありますが、投資先の株価や、まだ上場していない会社の評価が大きく動くこともあります。

そのため、ソフトバンクグループの株価予想を考えるときは、「今年の利益はいくらか」だけでなく、会社がどのような資産を持ち、その資産にどんな価値が付いているかを見ることが大切です。

NAVは、会社が保有する株式などの価値から、借入などを差し引いて考える目安です。会社の発表では、2026年6月末時点の主な数字は次の通りでした。

2026年6月末の公表値金額
保有株式価値83.11兆円
調整後純負債10.81兆円
NAV72.30兆円
1株当たりNAV12,686円

大まかな計算は、保有株式価値83.11兆円 − 調整後純負債10.81兆円 = NAV72.30兆円です。

「調整後純負債」は、借入だけをそのまま数えるのではなく、会社の決めた方法で現金なども考慮して整理した負債の目安です。会社ごとに計算方法が違うことがあるため、他社の数字と比べるときは定義も確認します。

NAVは、株式などの資産から負債を差し引いた「会社全体の価値を考えるための目安」です。投資家がそのまま受け取れる現金でも、会社が明日すべて売れば確実に残る金額でもありません。保有している株を売ると株価が動くことがありますし、税金や売却の条件も関係します。

会社は、このNAVを株式数で割った「1株当たりNAV」も公表しています。会社全体の数字だけでは大きすぎて株価と比べにくいため、1株に直して見ているのです。

株価とNAVを比べると、どんなことが分かる?

2026年6月末の1株当たりNAVは12,686円でした。同じ日の株価は5,963円です。株価を1株当たりNAVで割ると、**5,963円 ÷ 12,686円 ≒ 47%**となります。

これは、6月末時点の株価が、会社の示す1株当たりNAVの約47%にあたった、という単純な比較です。言い換えると、株式市場は保有資産の価値をそのまま株価に反映していなかったことになります。

この差は「NAV割引」と呼ばれることがあります。ただし、NAVの残り53%分だけ株価が上がるはず、という意味ではありません。 NAVは会社の資産評価をもとにした目安で、すべてがすぐ現金になるわけではないからです。株価がNAVより低い状態が続くこともあります。

計算を使うと、会社の発表と株価のつながりを自分でも確かめられます。一方で、この47%という数字だけを見て「今は半額だからお買い得」と決めてしまうのは早計です。

なぜNAVより株価が低くなることがあるの?

株式市場は、会社の資産をいつも額面通りに評価するわけではありません。ソフトバンクグループの場合、いくつかの理由からNAVと株価の間に差が生まれることがあります。

株価に影響する点初心者向けに言うと
投資先の価値が変わる保有株の値下がりや為替の変化で、資産の評価額が動く
未上場企業の評価が難しい株式市場で毎日売買されていない会社は、価値の見積もりに幅が出る
借入がある借入は投資を大きくできる一方、返済や金利の負担にもなる
資産が一部の投資先に集まる大きな投資先の株価が動くと、会社全体の価値も大きく揺れる
資産を持つだけでは現金にならない投資先の評価額が上がっても、売却するまでは現金が増えないことがある

つまり、投資家は「保有資産の合計はいくらか」だけでなく、「その評価はどれくらい確かか」「借入に無理はないか」「将来、利益や現金につながるのか」も見ています。

ArmとOpenAIで、株価の見方はどう変わる?

ソフトバンクグループの保有資産の中でも、Armは大きな存在です。Armは上場会社なので、株式市場で付いている株価をもとに価値を見積もれます。Armの株価が上がれば、ソフトバンクグループが持つArm株の評価額も上がり、NAVを押し上げる方向に働きます。反対にArm株が下がれば、NAVを下げる方向に動きます。

OpenAIへの投資も、将来の成長を考えるうえで注目される材料です。ただし、OpenAIは上場会社ではないため、Armのように毎日の市場価格があるわけではありません。未上場企業の価値は、資金調達の条件や会社の評価方法などをもとに見積もられます。そのため、評価額には不確かさが伴います。

ここで覚えておきたいのは、投資先の評価額が上がったことと、投資したお金を回収して現金を得たことは別だということです。持っている株の値上がりが決算上の利益に反映されても、株を売っていなければ、その分の現金を受け取ったわけではありません。

「適正価格」「目標価格」「予想価格」は同じではない

検索では「株の適正価格」「目標価格」「株価予想」など、似た言葉が使われています。どれも将来の株価を考えるときに出てきますが、数字を読むときは、誰が、どんな前提で計算したのかを確認しましょう。

たとえば、会社が保有資産の価値を発表していても、その数字をそのまま株価に置き換えることはできません。Armの株価がどう動くか、OpenAIの評価をどう見るか、借入をどう考えるかで、NAVの見え方は変わります。さらに、市場がNAVの何割を株価として評価するかも一定ではありません。

そのため、目標価格や予想価格は「必ずそこまで上がる」という約束ではなく、前提を置いた計算の結果です。前提が変われば、計算した価格も変わります。

ソフトバンクグループの株価を追うときのチェック項目

ニュースや決算を見るとき、次の点を押さえておくと、株価の動きを追いやすくなります。

  1. NAVの基準日を確認する:資産の値段は日々動くため、いつ時点の計算かを見ます。
  2. 大きな保有資産の動きを見る:Armなど主な投資先の株価や評価がどう変わったかを確認します。
  3. 借入や手元資金も見る:投資を続ける余力と、返済の負担を合わせて考えます。
  4. 評価益と現金を分ける:持っている株の値上がりと、売却して受け取ったお金を混同しないようにします。
  5. 会社の数字と自分の仮定を分ける:会社が発表した実績・評価額と、自分が置いた将来の予想を別々に扱います。

この見方は、ソフトバンクグループに限らず、投資会社や持株会社を調べるときにも役立ちます。株価だけを追うのではなく、何が会社の価値を動かしているのかを確かめてみましょう。

目標価格・適正株価の詳しい試算は、メンバー限定noteで

ここまでのNAVの数字は、株価を調べるための入り口です。目標価格を考えるには、ArmやOpenAIなどの価値をどう置くか、借入をどう見るか、株価がNAVに対してどの程度の評価を受けるか、といった前提を組み立てる必要があります。

今回のメンバー限定noteでは、Arm・OpenAI・NAVを材料に、ソフトバンクグループの適正株価を複数の前提で試算しました。どの数字を置くと株価の見方がどう変わるのか、詳しい計算と考え方はnoteで紹介しています。

メンバー限定note「ソフトバンクグループ(9984)の株価予想は?|Arm・OpenAI・NAVから理論株価を試算【2026年9月】」を読む →

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参考にした資料

※本記事は公開情報をもとに会社について調べたものです。特定の株の購入・売却をおすすめするものではありません。金額や計画は各資料の日付時点の情報であり、将来の株価を保証するものではありません。

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