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投資記録

149万円→607万円。Intelを4倍で利確したのに、「売らない方がよかった?」と思った話

約149万円で買ったIntelを約607万円で売却。実現利益約459万円と概算税額約93万円から、再投資できる資金と税金を先送りする価値を考えた、ぱんだ塾長の投資実体験です。

Intel証券コード:INTC
米国株Intel長期投資税金投資記録
149万円から607万円。Intelを4倍で利確、売らない方がよかった?利益確定と税金の話
149万円→607万円。Intelを4倍で利確したのに、「売らない方がよかった?」と思った話 / 株の夕刊

2026年5月。

僕は保有していたIntel株を、すべて売りました。

334株。

売却価格は1株114.58ドル。

売却代金は、

6,073,231円。

そして実現した利益は、

+4,586,597円。

でした。

約149万円で買ったIntelが、

約607万円になった。

ざっくり言えば、

4倍です。

※実際の円ベース購入額1,486,318円に対して、売却代金は約4.09倍。配当を含めない比較です。「利益が4倍」ではなく、元本を含めた売却代金が約4倍になった、という意味です。

普通に考えれば、

「めちゃくちゃうまくいった投資」

ですよね。

僕もそう思っていました。

でも、売ったあとにふと、

あることに気づきました。

あれ?600万円を次に使えるわけじゃない

Intelを売った金額は、

約607万円。

だから普通に考えると、

「よし、この600万円を次の株に回そう」

となります。

でも、実際にはそう単純じゃない。

なぜなら、

税金があるから。

です。

Intelの実現利益は約458.7万円。

この利益に20.315%を単純にかけると、

税金は約93万円。

607万円あった売却代金に対して、

税金まで考えると、

次に運用できる資金は単純計算で、

約514万円。

になります。

※ここでは、実現利益4,586,597円×20.315%=931,767円程度と試算しています。売却代金6,073,231円から差し引くと約5,141,464円です。実際に徴収された税額や口座残高を示すものではなく、他の取引との損益通算などを考慮しない概算です。

ここで僕は思いました。

「あれ?これ、売らない方が良かったんじゃない?」

Intelを売る直前まで、

僕は、売却代金ベースで約607万円に相当するIntel株を持っていました。

つまり、

約607万円が市場で働いていた

わけです。

ところが売却すると、

利益に税金がかかる。

税引後の資金で別の株へ乗り換えるとすると、

次に働かせられるお金は約514万円。

約93万円分、

運用できる金額が小さくなります。

これ、最初はあまり意識していませんでした。

円で見た投資額が約4倍になった。

約459万円儲かった。

やった。

そういうところばかり見ていました。

でも資産形成という目線で考えると、

「いくら儲かったか」だけではなく、

「売ったあと、いくらを再投資できるか」

もかなり重要なんですよね。

利確すると、税金を「今」払うことになる

ここは少し整理して考えてみます。

Intelを売ったことで、

突然93万円損した、

という話ではありません。

Intelをそのまま持っていたとしても、

いつか売却して利益を確定すれば、

その時には税金がかかります。

※今回のような課税口座で、売却時にも利益が出ている場合の話です。NISAなどの非課税口座は扱いが異なります。

違うのは、

税金をいつ払うか。

です。

Intelを持ち続ける。

↓

まだ売っていないので、含み益に対する税金は確定しない。

↓

将来税金として払う可能性のある部分も含めて、

607万円全体を市場に置いておける。

一方で、

売る。

↓

利益が確定する。

↓

税金も発生する。

↓

残った資金で次の投資をする。

つまり、

税金を先送りできることにも、

それなりの価値があるんだなと気づきました。

約93万円も、本来は働いていたお金

仮にIntelを売らず、

607万円がそのまま成長していけば、

売却時点では約93万円と試算された税金に相当する部分も、

その間は投資資金として働きます。

もちろん、

いつか売却して利益が出ていれば税金は払います。

税金が消えるわけではありません。

将来の利益が変われば、税額も変わります。

でも、

払うタイミングを後ろにずらせる。

これは結構大きい。

僕が複利を生かすうえで意識したいのは、

「できるだけ大きなお金を、できるだけ長く働かせる」

ことです。

※もちろん、持ち続ければ必ず増えるわけではありません。株価が下がれば、その大きな金額全体が値下がりの影響を受けます。

そう考えると、

大きな含み益が出た株を売って別の株へ乗り換える行為には、

自分が思っていた以上に、税金を前倒しで払う影響があるんだな、

と思いました。

じゃあ、Intelは売らない方がよかったのか?

ここが一番気になるところです。

結論から言えば、

そう単純でもありません。

僕がIntelを売ったのは、

2026年5月19日。

売却価格は、

114.58ドル。

でした。

そして、この記事で比較に使う2026年9月16日の米国市場終値は、

101.05ドル。

売却時より下にあります。

もし334株をそのまま持っていた場合、

1ドル154.9円という為替を仮定すると、評価額は約523万円です。

※株価は9月16日の終値、為替は前回の記事で使用した9月16日確認の154.9円に固定した参考試算です。同時刻の株価・為替を組み合わせた評価額や、9月17日の最新評価額ではありません。

一方、

僕は5月に約607万円で売却しています。

税金まで単純計算で考えると、

売却後の資金は約514万円。

ただし、この514万円と523万円を、そのまま比べることはできません。

514万円は税引後。523万円は、まだ売却時の税金を引いていない評価額だからです。

そこで、持ち続けたIntelも9月16日の終値で売ったと仮定して、同じように税金を差し引いてみます。

証券会社の売却明細から算出した取得費1,486,634円を使い、利益に20.315%を単純にかけると、税引後は約447万円。

5月に売った場合の約514万円と比べると、約67万円少ない計算です。

つまり、この条件では、

両方を税引後で比べても、5月に売っておいた方が手元に残る金額は多かった

という結果になっています。

※売却後の再投資による損益、現金の利息、追加の売買・為替手数料などは含めていません。5月の売却代金を円で保持した場合と、保有を続けて上記の条件で円換算・売却した場合の比較です。僕の実際の現在残高を示すものではありません。

少なくとも、

この9月16日の終値を使った比較では、

5月19日の売却そのものは悪くなかったと思っています。

でも、この話で考えたかったのはそこじゃない

Intelがその後下がった。

だから、

「やっぱり売って正解だった!」

だけで終わると、

今回の記事で僕が考えたかったこととは少し違います。

僕が一番気になったのは、

株を乗り換えるときの税金

です。

たとえばIntelを売って、

別の株を買う。

Intelを持ったままであれば、

売却時点では約607万円が市場で働いていました。

でも売却して税金を払ったあと、

次の株に投資できるのは約514万円。

だとすると、

乗り換え先の株には、

税金を今払って運用資金が減ることも踏まえて、乗り換えたいと思えるだけの価値が必要です。

ただし、「次の株で約93万円を取り返さないと乗り換えは失敗」という意味ではありません。

持ち続けた株にも将来の税負担はありますし、乗り換えれば新しい株の取得費も変わります。

本当に比べたいのは、同じ将来の時点で税金を払ったあとに、どれだけ残りそうか。そして、その間にどれだけリスクを取るかです。

つまり、

「次の株の方が上がりそう」

だけでは、

本当は足りないのかもしれません。

税金を払ってでも、乗り換える価値があるか?

以前の僕なら、

Intelが十分上がった。

↓

一度利益確定。

↓

もっと良さそうな株へ。

くらいに考えていたと思います。

でも今は、

もう一つ条件を加えたい。

それが、

「税金を今払ってでも、次の株へ乗り換える価値があるのか?」

ということです。

含み益が100万円の株を売るのと、

含み益が500万円の株を売るのでは、

同じ「乗り換え」でも、

税金のインパクトが全然違います。

同じ税率で単純計算すれば、含み益が大きいほど、売却時に払う税額も大きくなります。

だから僕は、含み益が大きい株ほど、売却を慎重に考えたいと思いました。

Intelで大きな利益が出たからこそ、

初めて実感しました。

ただ、税金を払いたくないという理由だけで、業績が悪くなった会社や、持ちすぎてしまった銘柄を保有し続けるのも違うと思っています。

「永久保有」という考え方にも意味がある

僕は最近、

株を買うときに、

「10年持てるか?」

ということをかなり考えるようになっています。

もちろん、

何があっても10年間絶対に売らない、

という意味ではありません。

会社の前提が変われば売ります。

でも、

上がったから売る。

↓

別の株を買う。

↓

また上がったら売る。

これを何度も繰り返せば、

そのたびに利益が確定し、

課税口座では税金が発生します。

一方、

本当にいい会社を長く持つことができれば、

含み益に対する税金を先送りしながら、

大きくなった資産全体を運用し続けることができます。

※ここで先送りできると話しているのは、売却益への課税です。保有中に受け取る配当への課税とは別の話です。

これは長期投資の、

かなり大きなメリットなのではないかと思っています。

Intelで約459万円儲けて、初めて気づいたこと

今回、

Intelでは約458.7万円の実現利益が出ました。

これは普通に嬉しいです。

約149万円から始まった投資としては、

かなり大きな成功でした。

でも、

利益が大きかったからこそ、

初めて気づいたことがあります。

利益確定には、コストがある。

手数料の話ではありません。

税金です。

含み益の状態なら、

まだ市場で働いていたお金。

それを利益確定したとき、

その一部を税金として支払うことになる。

だから今後、

大きく上がった株を売るときは、

単純に、

「十分上がったから売ろう」

ではなく、

「この税金を今払ってでも、次へ移る価値があるのか?」

まで考えたいと思っています。

ぱんだ塾長の現在の考え

今回のIntelについては、

114.58ドルで売却したあと、

比較に使った9月16日の終値101.05ドルは、売却価格を下回っています。

なので、

この比較を見る限り、売却したこと自体を後悔していません。

でも、

今回一番大きかった学びは、

売らないことにも価値がある

と気づいたことです。

含み益は、

ただの「まだ確定していない利益」ではありません。

税金を先送りしながら、

その分のお金まで含めて市場で働かせ続けている状態でもある。

これから個別株を買うときは、

以前よりさらに、

できるだけ長く持てる会社を買いたい。

そんなことを、

Intelの爆上がりと売却から考えるようになりました。

🐼

※本記事は、ぱんだ塾長個人の投資記録・考え方をまとめたもので、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。税金については概算であり、実際の税額は口座区分や損益状況などによって異なります。

数字の確認と出典

  • 売却日・株数・売却単価・円建て売却代金・実現損益:本人の楽天証券「実現損益」明細(2026年5月19日約定、5月21日受渡)。
  • 購入額:本人提供の円ベース購入記録。2023年2月24日493,950円、2023年10月24日992,368円、合計1,486,318円。
  • 税額試算は、購入時の現金支出との差額ではなく、証券会社明細の実現利益4,586,597円を使用しています。明細上の取得費1,486,634円と購入記録の合計額には316円の差があります。
  • Intelの株価履歴:Stock Analysis/Investing.com:2026年9月16日の通常取引終値101.05ドル。
  • ドル円:Yahoo!ファイナンス/LINE FX:前回記事で9月16日16:52ごろに確認した154.9円を、今回も固定の換算条件として使用しています。リンク先は随時更新されます。
  • 国税庁:株式等を譲渡したときの課税:所得税15%・住民税5%に、所得税額の2.1%相当の復興特別所得税を加えた20.315%で概算。

確認日:2026年9月17日。株価は比較時点を固定するため9月16日終値を使用しています。

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