2026年9月28日の日本株|日経平均は6万7000円から安値引け、アクセルが営業益予想91%上方修正
9月28日の日本株は日経平均が一時6万7000円を突破した後、486円安の安値引け。アクセルの大幅上方修正、ハピネットの中間期見通し、ニデック急落などを整理します。

情報基準:2026年9月28日16:00。株価・指数は9月28日終値です。
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9月28日の東京市場は、日経平均が一時67,034.74円まで上昇した後、65,877.62円(前日比-486.58円、-0.73%)まで押し戻され、安値引けとなりました。TOPIXも4,112.00(-16.59、-0.40%)で安値引けです。指数の高値よりも、上昇を維持できなかった市場の弱さが目立ちました。
一方、引け後にはアクセル(6730)が2027年3月期の業績予想を大幅に上方修正。生成AI需要に伴うメモリ価格上昇が、半導体メーカーの原価だけでなく、部品価格や販売戦略にも波及する例として注目されます。
9月28日の日本株|高値から失速し安値引け
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 65,877.62円 | -486.58円(-0.73%) |
| TOPIX | 4,112.00 | -16.59(-0.40%) |
日経平均は66,505.94円で始まり、取引時間中に67,034.74円まで上昇しました。しかし、終値はその日の安値と同じ65,877.62円。高値から1,000円以上下げて取引を終えました。TOPIXも安値引けとなり、指数の上昇を一部の大型株だけが支える展開とは異なる、市場全体の弱さが表れています。
引け後の注目材料|アクセルが営業利益予想を91%上方修正
アクセルは、2027年3月期の業績予想を引き上げました。営業利益は12億円から22.9億円へ、約91%の上方修正です。売上高は150億円から204億円、純利益は8.9億円から17億円、1株利益(EPS)は82.63円から157.67円へ変更。年間配当予想も41円から79円に増額しました。
同社の主力は、パチンコ・パチスロ向けの画像処理半導体です。今回の修正では、グラフィックスLSIの販売数量予想を31万個から約35万個へ引き上げたことなどが寄与します。また、生成AI需要でメモリ価格が上昇し、同社の製造原価も増える一方、販売価格への転嫁を進める方針です。AIブームは関連企業の需要を押し上げるだけでなく、部材価格を通じて別の業界のコストにも影響します。
アクセルの9月28日終値は1,226円(+1円、+0.08%)。開示は15時30分で、通常取引終了後でした。したがって、当日の株価には業績修正がほぼ反映されていません。翌営業日以降は、上方修正への反応に加えて、価格転嫁が利益率を保てるかも確認点です。
企業別に見る、今日の材料と確認点
| 企業 | 9月28日終値・値動き | 材料 | 次に確認したいこと |
|---|---|---|---|
| アクセル(6730) | 1,226円(+1円、+0.08%) | 営業利益予想を12億円から22.9億円へ上方修正 | メモリ価格上昇を販売価格へ転嫁できるか |
| リガクHD(268A) | 1,740円(+72円、+4.32%) | 先端技術開発アライアンス「KATALICE」への期待 | 共同開発が製品・受注へつながるか |
| ハピネット(7552) | 4,330円(+40円、+0.93%) | 中間期営業利益予想を78億円から135億円へ修正 | 年末商戦後も利益水準を維持できるか |
| テイツー(7610) | 137円(前日比変わらず) | 先週の業績予想上方修正後、株価は伸び悩み | トレカ・中古品の粗利益率と10月の決算 |
リガク・ホールディングス(268A)|半導体や新素材を「測る」会社
リガクはX線分析装置を手掛け、半導体・電池・新素材などの研究開発を支えます。9月25日に京都大学などと先端技術開発アライアンス「KATALICE」の設立を発表し、共同開発への期待から9月28日は4.32%上昇しました。ただし、研究協力の開始が直ちに売上増を意味するわけではありません。今後は共同開発から新製品や受注が生まれるかを見ます。
ハピネット(7552)|中間期の利益予想を大幅引き上げ
玩具・ゲーム・映像商品などを流通するハピネットは、9月中間期の売上高予想を2,000億円から2,300億円、営業利益を78億円から135億円、純利益を50億円から90億円へ引き上げました。トレーディングカード、くじ、カプセルトイなどの好調が背景です。一方、通期予想は据え置かれているため、中間期の上振れがそのまま通期の増益になるとは限りません。
テイツー(7610)|好材料でも株価が上がらない日
中古品やトレーディングカードを扱うテイツーは、先週金曜日に業績予想を上方修正しました。9月28日は一時142円まで上昇したものの、終値は137円で前日と同じでした。好材料が出ても株価がすぐ反応するとは限らず、10月15日の決算で既存店売上、在庫、粗利益率を確認したいところです。
急落銘柄は「下がったから割安」と決めない
ニデック(6594)は2,340円、前日比500円安(-17.6%)でストップ安となりました。役員変更や大規模な減損処理を検討しているとの報道を受け、会社は検討していること自体は事実としつつ、現時点で決定したものではないと説明しています。減損の金額や対象事業、経営体制への影響が明らかになるまでは、下落率だけで割安と判断しにくい局面です。
キオクシアHD(285A)も53,340円、前日比-4.37%で安値引けでした。9月30日の米Micron決算では、メモリ価格やデータセンター需要の見通しが注目されます。1日の下落だけで押し目と判断せず、業界見通しと個社の業績を照らし合わせたいところです。
まとめ|高値をつけた後の値動きと、業績の中身を見る
9月28日は、日経平均が6万7,000円を突破した後に安値引けとなり、TOPIXも下落しました。指数の高値更新より、上昇を保てなかったことがこの日の特徴です。
引け後に発表されたアクセルの大幅上方修正は、業績予想そのものが変わった具体的な材料です。翌営業日の株価反応だけでなく、メモリ高を価格転嫁し、利益を維持できるかが焦点になります。ハピネットなどの好業績銘柄も、上方修正の範囲が中間期か通期かを分けて確認する必要があります。
参考情報
- 日経平均株価|Yahoo!ファイナンス
- TOPIX|Yahoo!ファイナンス
- アクセル|IR情報
- リガク|公式サイト
- ハピネット|IR情報
- テイツー|IR情報
- ニデック|IR情報
- Micron Technology|Investor Relations
本記事は情報提供を目的とし、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価・市場データは記載した対象日時点の情報です。